2016年03月18日

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準


つい一昨日のこと。
某大手通販サイトの密林をsurefireで検索かけてサーフィンしてたら、新商品のP2X fury tacticalを見つけて、メーカー希望小売価格より安かったので買いました。

で、本日届きました…

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

こんな形です。

これで僕が持ってるのは3つになりました。

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

右からヘルメット用のHL1-A-TN (High 19ルーメン middle 5ルーメン low 1.4ルーメン)
真ん中のE2D defender ultra High 500ルーメン low 5ルーメン
そしてP2X fury tactical 600ルーメン オンリー
の3つです。

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準
(ライトの位置が反転してます)

左から(1つ上の画像では右から)明るい順に並んではいるのですが、この中で1番遠くに飛ぶのは真ん中のE2D defender ultraです。そして2番目に遠くに飛ぶのはP2X fury tacticalです。


ん?なぜ?なぜ1番明るいのが1番遠くに飛ばないの?と思いますよね。

それはヘッドの大きさで決まります。
もちろん使ってるLEDにもよりますけどね。同じLEDでも、日亜のLEDかCREEのLEDかというのでも変わりますしね。

ヘッドというのは

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

この赤いところです。
(正確に言うともう少しグリップの方までかもしれませんが…)

問題はこの中です。

LEDから先端までの距離、ヘッドの径の太さ、ヘッド内の反射鏡の面、LEDの種類、この4つを考えれば自然と遠くに飛ぶライトがわかってきます。

では簡単に4つの説明を書いていきます。

まず1つ目のLEDから先端までの距離ですが、それはここのことです。

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

当然ここが長ければ長いほど(深ければ深いほど)遠くに飛びます。(ヘッド内の反射鏡の角度にもよりますが…)

そして2つ目のヘッド径の太さですが

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

ここのことです。

右がP2X furyで左がE2D defender ultraですが、全然太さが違いますよね。

P2Xの方がE2Dに比べて太く、そしてヘッドが深いんですがE2Dの方が遠くに飛びます。なぜでしょうか。

それはここから先でわかります。

3つ目のヘッド内の反射鏡の面ですが、すでにお気付きの方もいるかもしれませんが…

P2X fury tactical
surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

E2D defender ultra
surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

ここでは、2つの内面の反射鏡をご覧ください。
1枚目のP2Xの方はボコボコしてますよね。これをオレンジピールリフレクターといいます。
それに対してE2Dは綺麗な鏡のようですよね。これをスムースリフレクターといいます。

P2Xのようなオレンジピールリフレクターですと、一点集中。というよりも周辺光との境目を無くすようにボヤ〜っとした光になります。

E2Dではどストレートにスパッとした光になります。ここらへんは画像では表せないので、ご自分のお目目でご確認ください。

さらに、

P2X
surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

E2D
surefire P2X fury tactical とライトを買う基準


少し見えにくいのですが、E2Dの方にはLEDの前にTIRレンズというものがついています。
すみませんがTIRレンズはご自分でお調べください…
このスムースリフレクターとTIRレンズの2つがあることにより、P2Xよりもルーメンは低いのに遠くに飛ぶようになっております。

P2XはTIRレンズがなく、オレンジピールリフレクターなのでE2Dよりかは飛びません。(それでも100m以上は飛びます…)


そして4つ目のLEDの種類です。
現在ほとんどのフラッシュライト(surefireやultrafire、superfireなど)といったものには米国のCREE社製のLEDが使われています。しかし、日本製の日亜という企業のLEDもあります。明るさで言えばCREEのほうが明るいです。

LEDの種類は特に言うことが…

CREEのLEDの種類ですが、このような一覧があったので載せておきます。

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準


結局、なにが言いたかったのかといいますと遠くに飛ばしたいのならLEDがXML-2で、リフレクターが深くスムースリフレクター、TIRレンズがついていること。これ重要です。TIRレンズがあるとないとだと光がスポットみたく飛ぶのか、それとも全体的に明るくなるのかといった違いが出てきます。
(ぶっちゃけ500ルーメンなんて日常では使いません。使うところがありません。僕は趣味で集めているので買っていますが…)

ハンディライトよりも遠くに飛ばしたいのでしたら、サーチライトとかスポットライトになります。例えば有名どころですとOLIGHTのM3Xトライトンや、surefireのM3LTやT INVICTUS UB3Tなどになります。
ただ、廃盤なのでお買い求めはお早めに…!


あ、そうそう…話がだいぶ戻りますが、上の方でヘッド内のLEDから先端までの距離が長ければ長いほど遠くに飛ぶ(ヘッド内の反射鏡の角度にもよりますが…)と書いてありましたよね。これは、言葉では表しにくいのですが…

図で描くとこのようになります。(図が下手ですみません)

surefire P2X fury tactical とライトを買う基準

少し見にくいかもしれません。
右側の赤黒いものがLED、緑色がヘッド内の反射鏡、青色がLEDから発せられる光の角度を表しています。これはあくまでもわかりやすくするために、簡易化しているものですので、実際は少し違います。

上の図は緑色のものが先端に行くにつれて広がっていますよね。広がっているので、青色の線が先端から放射される際に左右に広がっていっています。

それに対して、下のものは上のものよりも緑色が細く、放射される際に上ほど広がっていません。

これは上の緑①がP2X fury tacticalで下の緑②がE2D defender ultraと捉えていただければ、なぜP2XよりE2Dが遠くに飛ぶのかというのがわかるかと思います。さらにTIRレンズがE2Dにはついているので、E2Dは周辺光が少なく中心の光量が多いため細く長い光のビームが飛ぶんですね。

これでもわからない…という方は、大きな声で叫ぶ時に口に手を当てて筒みたくしますよね。あれと同じ原理です。
手やメガホンなどを使うと、使わない時と比べて遠くに声が飛びますよね。
もうわかりましたね。
声がLEDから発せられる光で、手やメガホンが反射鏡の角度です。メガホンは細長く先端まで行ってるので遠くまで声が聞こえます。

というか、そもそもあんなに小さいLEDチップで、遠くを照らすというのが難しいんですけどね…
それでも遠くに飛ばすためにTIRレンズや、ヘッドを大きくして無理やり遠くに飛ばしてるんです。



さて、話は変わりますが…
街中で暗い夜道を照らす、犬の散歩に使う等でしたらG2Xなどの320ルーメンクラスをオススメします。価格も1万円ちょいなのでsurefireの中では比較的お求め安いものですね。

あと、保証書付きのものを買いましょう。
ヤフーオークショ◯とかでsurefireを買う方もいらっしゃいますよね。そこで見て欲しいのは保証書がついているかどうかです。例えオークションで安く買えても、壊れた時の修理代で差額が埋まります。なら最初から保証書がついているほうが後々が安いですね。

というわけで、皆さんのフラッシュライトの選ぶ参考になれば幸いです。また、あくまで個人的な意見が入っております。すべてが正しい訳ではありませんのでご了承ください。

以上です。またお願いします。




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Posted by もり  at 00:46 │Comments(0)趣味

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